イラストレーター・作家のはしもとあやねです。
最近ゆるキャラや萌えキャラ、バーチャルYoutuberなど、企業でも「イメージキャラクター」を使ったPR方法をよく見かけますね。
この記事では、ビジネスでキャラクターを用いた際のメリットやデメリットを紹介していきます。
Contents
キャラクターを使うメリット
商材イメージUP
サービス内容を紹介した文章を掲載することはもちろん大切なことですが、文章には「読まなければいけない」というハードルがあります。
もし文書内に親しみやすさなどをアピールするものがあってもユーザーの目に届かないと意味がありません。
そこで、キャラクター利用することでお店の名前や文章だけでは伝わりにくい「温かさ」や「楽しさ」などの印象を視覚的にわかりやすくより効果的に伝わりやすくすることができます。
他社との差別化
サービスの色や特徴を具現がさせた完全オリジナルのキャラクターを使うことで、他社と差別化ができます。
たとえば、商品説明をキャラクターが登場する漫画にしたり、WEBサイトなどのコンテンツの一部をキャラクターが吹き出しでしゃべっている風にするなど広告物の見せ方を変えるだけでも差別化を図れます。
集客効果
競合他社との差別化ができ、キャンペーンやイベントにキャラクターを活用する事で集客・販促効果の推進力となります。
例えば、多くの情報が掲載されているショッピングサイトで
自分が興味のある商品はすぐに見つけられたけど、その他の商品は存在すら気づかなかったという経験はありませんか?
これを心理学用語で「カクテルパーティ効果」といわれ、人は多くの情報の中で「自分に関係ある」情報を目ざとくキャッチし、選びとっているのです。
競合や情報が多い中で、ターゲットに自分の商品を「見つけてもらう」きっかけとしてキャラクターが手助けをします。
上のバナーを比較しても、同じイラストでもキャラクターがいるバナーのほうが目が引かれたと思います。
たくさんの情報の中からターゲットに気づきを与える効果が見込めます。
サービスへの理解度UP
キャラクター自体にブランドがつき、ファンが増え集客効果につながることももちろんありますが
広告物等に利用し、サービスのメリットや特徴をキャラクターに案内させたり、
視覚的に訴求できただ文字や写真だけで紹介するよりもターゲットの理解度を向上させます。
キャラクターを通して情報を発信していくことで、
ターゲットにストレスなくサービスを知ってもらえる効果も見込めます
認知度UP!
芸能人の顔は覚えているけど名前がなかなか思い出せない、ということがよくありますよね。
一度こういった思考になると、思い出せない状況が気持ち悪くなり、検索などをしてなんとしてでも思い出そうとしてしまいます。
これを心理学用語で「ザイガニック効果」と言われます。
サービス名にも同じことが言えます。
あなたのサービスをたまたま知ったユーザーが、数日後再検索をかけようと思ったときサービス名を思い出せないとき。
芸能人よりもヒントが少なく競合も多い中ユーザーはあなたの提供しているサービスを絞りだせるでしょうか?
そこにキャラクターがいれば、強烈なインパクトを与えられ、リピーターとなるきっかけになります。
例えばラーメン屋の場合。
「丸いブタとラーメンどんぶり」とお店の商品や名前とかけたキャラクターだとより詳細が思い出せますし、「丸いブタのキャラクターがいるラーメン屋おいしかったよ!」と人にも伝えやすく、万が一名前を憶えていなくてもお店を特定しやすく口コミ効果も見込めます!
キャラクターを使うデメリット
広告物などで「活躍の場を広げなければ効果なし」
キャラクターは「広報部長」です!
作って1回紹介しただけでは日の目を浴びず、効果がなくなってしまいます。
他にはないオリジナリティーで他社や他店舗に差をつけるための、広告漫画やチラシ・パンフレットなどの販促物にどんどん使っていきましょう!
複数カットイラストレーターに依頼して描いてもらったり提案してもらうと便利です!
サービス・ターゲットにあったキャラクターを作らないと逆効果
ただかわいらしいキャラクター、ただ流行に乗っただけのキャラクターではいけません。
前述でもふれたようにキャラクターはサービスの「広報部長」になります。
リクルート用に制作した作業員のキャラクターなのに、前髪が長くて金髪の女性…など
ビジュアルと目的がばらばらのキャラクターだとかえってターゲットに違和感や不信感をもたれたり、想定していた顧客層と違う人がきてしまいます。
キャラクターを作る「目的」と「ターゲット」をおさえたキャラクターを作ることが大切なのです!
「効果のあるキャラクター」を作るならプロと一緒に育てていく
キャラクターを使ったPRのメリットとデメリットがイメージできたでしょうか?
キャラクターは、有名タレントやモデルを使った広告物を使うよりも予算がかからないのもメリットではありますが、その分自分たちで育てなければなりません。
そのためにも、広告物や漫画などに精通しているイラストレーターさんやデザイナーさんと協力する環境を作っていき、
キャラクターを一緒に育ていく環境が大切ですね。