お客様からご依頼を受ける際必ずやっているのが「ターゲットユーザーの分析」です。
顧客の心にささるコンテンツ作りは、いかに顧客の気持ちを理解して共感させるかがポイントだと私は考えています。
いわゆる「ブランド共感型」のコンテンツなのですが、共感型コンテンツにはイラストや漫画をつかった疑似体験が効果的です。
今回は情報が少なくても簡単に性格分析ができる「類人猿診断」をつかって、キャッチーな登場人物を作り上げる方法をご紹介します。
ターゲットユーザーに合わせて、キャラクターの人物像を「類人猿診断」を使って分析して落とし込むことで、より共感を生むことができキャラクター設定が深まりますよ!
Contents
類人猿診断とは
類人猿診断(類人猿分類法)とは、精神科医 名越康文氏が監修している人間の性格をゴリラ、チンパンジー、オランウータン、ボノボの4種類に分けて判断する性格心理分類法です。
ビジネスにも応用!
チームや役割の編成で売上アップの事例も
私の地元でもある広島県にあるスーパー「鮮Do!エブリイ海田店」は、類人猿診断をスタッフ全員に行いバランスのよいチーム、その人の性格に合った職種に振り分けることで売り上げが2倍になったことが話題になりました。
類人猿の組み合わせが4つバラバラの人間関係を作った方がより効果的なのだそうです( ˘ω˘ )☝
スタッフさんの名札に必ず、「4種類の類人猿のイラスト」のうちの一つが入っているのでエブリイに行った際はぜひチラ見してみてください。
(ちなみにパンやお惣菜がすごくおいしいです)
類人猿診断のやり方は2つの質問に答えるだけ!
診断方法はいたってシンプル!2つの質問に答えるだけです。
みなさんもやってみてください♪
- 感情を表に出すか、出さないか
- 大切にしていること「物事の追求や成果」か「安全・安定の維持」か
上記の表であてはまる類人猿があなたのタイプです。
ちなみに私は「ボノボ」タイプでした。
それぞれの類人猿分類の特徴
勝ち負け重視の積極派
チンパンジータイプ
感情表現豊かで、外交的で社交的なリーダータイプ。
目標を達成することに喜びを覚えるタイプです。
- 勝利が大事
- リーダーシップがとれる
- 思い立ったら即行動
- 好奇心旺盛
職人気質のこだわり派
オラウータンタイプ
冷静かつ目標を追求達成することに
喜びを感じる学研肌タイプです。
- 納得が大事
- 冷静で論理的
- 職人気質
- 効率的に動く
空気が読める話し好き
ボノボタイプ
人と話をするのが好きで、一人で過ごすのは苦手。
場を和ますのが得意です。
仲間と目標を達成することで喜びを覚えるタイプです。(共感)
- スキンシップが大事
- 問題解決より共感
- 打たれ強い
- 他人に依存
平和主義の安定志向
ゴリラタイプ
冷静で落ち着きがあり、日常に大きな変化を望まない
安定した生活を保する保守的な性格です。
- 全体の調和が大事
- 平和主義者
- 秩序を守る
- 入念に準備する
当たっているでしょうか?
「ちょっと違うかな?」と思うところがあるかもしれませんが「本質的にこういう性格」なのかもしれませんね( ˘ω˘ )☝
簡単なペルソナを作ってターゲットユーザーの性格をあてはめる
私がよくやるのは類人猿分類を使用したキャラクター設計です。
まずはそのキャラクターを見るターゲットユーザーの分析として、この4つの性格に区分けしすることでターゲットユーザーの本質的な性格をつかみます。
この診断の結果と似たキャラクターを作っていく、という感じです。
「ユーザー分析」と届けたい「商材」と掛け合わすことで、その人物造形に合った「共感の得られる登場人物(キャラクター)」を生み出すことができます。
コンテンツの質をアップさせるには「共感」と「発見」が大切
キャラクターを使って疑似体験させて「ブランド共感型」コンテンツができる
企業や商品、サービスに共通のイメージや無形の価値(信頼など)を、ターゲットとなる特定のユーザーに持ってもらう「ブランディング」。
制作したキャラクターがブランドの体験し、ターゲットユーザーは自分と重ね合わせ疑似体験をさせることで「ブランド共感型」のコンテンツが出来上がります。
類人猿診断から、ターゲットユーザーを分析してよりキャラクター設定を深めることにより、
訴求するコンテンツの優先順位や求めているものの整理もでき、イラストにも表情が生まれ表情をより生き生きとしたキャラクターを生み出すことができるのです。
キャラクターと相性にいいコンテンツで「共感度」を上げてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「ここまでやるか?」と思われるかもしれませんが、サービスを提供する側も真剣にユーザーの目線を考えてコンテンツを制作すべきだと私は考えています。
フリーのイラスト素材や写真などでも少し類人猿診断をしてターゲットユーザーのことを考えるだけでも、使う素材が変わってきたりするかもしれません。
参考になりましたら幸いです!