イラストレーター・漫画家のはしもとあやねです。
いまはイラストレーター専業でお仕事をしていますが、以前はデザイナーとして働いており私はお仕事を「発注・依頼する側」の立場でした。
今回は仕事を「頼む側」「頼まれる側」両方の目線でイラストレーターの探し方や依頼方法について、いくつかまとめてみましたのでご紹介します。
Contents
WEB検索は「より的確なキーワードで絞り込む」
ポートフォリオサイトやサービスサイトを運営しているイラストレーターホームページを検索から探す方法です。
イラストレーターさんはホームページにしっかりと、自分の持ち味や絵柄、サービスなどを明記しているのでポートフォリオサイトをみるのはおすすめです!
【絞り込みにくい例】
イラスト制作
キャラクター制作
広告漫画制作
だけではなく
【絞り込みやすい例】
イラスト制作 かわいい
キャラクター制作 依頼
広告漫画制作 実績
など、目的にあった具体的なキーワードで検索するとより詳細に絞り込めます。
イラスト・漫画・キャラクター制作の依頼をしているサイトを探すなら「画像検索」がおすすめ
また、Google検索で検索バーの下の「画像」のタブをクリックすると該当のワードのWEBサイトに画像一覧を開くことができます。
画像をクリックすると画像下のWEBサイトへジャンプするので、より効率的にイラスト制作・漫画制作を行なっているWEBサイトに辿りつくことができますね!
書籍・メディアで探して連絡
雑誌やニュースサイトの記事のイラストや漫画が気に入った場合は、その作品を描いたイラストレーターさんの名前が書かれていることがあります!
個人名のほうが検索でヒットしやすいので、気になったイラストレーターさんの名前をWEBで検索をして直接見積もりをお願いしてみましょう!
また、著名なイラストレーターが掲載されている「年鑑」等もおすすめです。
CUT カット 2021年度版 (ART BOOK OF SELECTED ILLUSTRATION) artbook事務局 (著, 編集)
https://www.amazon.co.jp/CUT-2021%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E7%89%88-BOOK-SELECTED-ILLUSTRATION/dp/4862494161/ref=sr_1_1?dchild=1&qid=1632069897&s=books&sr=1-1
クラウドソーシングサービスで募集
最初に予算を提示できるので、たとえ低予算でも納得したクリエイターが応募してくることと、
会社名やサービス名が公に出せない場合も、ログインしたユーザーのみに応募を公開する設定などもあることがメリットです。
応募方法は、主に「プロジェクト形式」と「コンペ形式」の2つに分けられています。
プロジェクト形式
予算・ターゲット・求めている絵柄と依頼内容を記入して「プロジェクト」を立ち上げ、複数のイラストレーターにポートフォリオをもらうことができます。
イラストレーター側もポートフォリオを添付するだけなので、短期間で多くの候補が集まるのがメリットです。
コンペ形式
複数のイラストレーターに、実際に依頼のイラストを描いてもらうのがコンペ形式です。
報酬は選定後、「当選報酬」としてイラストレーター側に支払われます。
メリットはもちろん、実際に複数のイラストレーターから絵柄の候補や提案をしてもらえることです。
しかし、イラストレーター側からすると、落選した場合一切金額が支払われないというデメリットがありますので
あまり多すぎる点数をコンペ条件に入れると、参加へのハードルが高くあまり量が集まらない場合があります。
そういった場合は、「コンペでは1種イラストを提案してもらい、当選者には1点XXXX円で継続して全10種のイラストを描いてもらう」といった形で開催のハードルを下げると、イラストレーター側にも依頼側にもメリットが生まれ多くの提案が集まりやすくなります。
「手数料」で通常よりコストがかかる可能性も?!
クラウドソーシングサービスでは、サービス運営側に仲介料として「システム手数料」がかかります。
クリエイターからサービスを通して見積もりを依頼してもらう場合、このシステム手数料が加算されることによって予算が跳ね上がってしまう場合があります。
サービスのプロフィール画面に、WEBサイトがあるイラストレーターさんの場合は直接ホームページから依頼するのもありかもしれませんね。
#タグやユーザー検索での絞り込みがポイント!「SNS」でイラストレーターを探す
SNSでイラストレーターを探しDM(ダイレクトメール)等で募集・直接依頼をかける方法です。
キャラクターデザインやコミックエッセイ・PR漫画等の依頼は、SNSからの直接依頼がおすすめです。
TwitterやInstagramでは、プロのイラストレーターさんによるイラストの投稿が盛んです。
プロフィール欄を確認し、お仕事を募集されているイラストレーターさん・漫画家さんをみかけたらDM(ダイレクトメール)、またはWEBサイトへ行き声をかけてみてはいかがでしょうか。
(個人的には、WEBサイトの内容を読みお問い合わせフォームで依頼をし、SNS経由で依頼をした旨をお伝えしたほうが丁寧かと思います。)
イラストレーターさんや漫画家さんが投稿しているおすすめの#タグ・検索方法
Twitter:「イラストレーター ご相談」でユーザー検索
Twitter:#私はこんな仕事がしたい
Twitter:#RTで私を有名にして下さい
Instagram:#1日1絵
Instagram:#コミックエッセイ
こちらもWEB検索でのやり方と同じように、「#私はこんな仕事がしたい かわいい」「#似顔絵 #イラスト」など求めているものを組み合わせて複数検索するのもおすすめです!
コンペの開催を募る
また、WEBサイト等でコンペやイラストレーター・漫画家の募集をかけている場合は、発注者側からTwitterアカウントで募集を「#イラストレーター募集」「#漫画家募集」などのハッシュタグ付きで投稿し、【WEBサイトに流入をさせて募集をかける】のが、効率がよくおすすめです。
掲載媒体や求めているイラストタッチ、ターゲットなどを明記するとより良いです。
最新の情報をキャッチしようとしている「アンテナの張れるクリエイター」が来るでしょう。
チラシ・パンフレットなどに使える「商業感」のあるイラストは「ストックフォトサイトで探す」
SNSでの直接依頼に似ていますが、WEBサイトや雑誌、広告などによく使われる有料素材販売サイトである「ストックフォトサイト」から気に入った絵柄のイラストレーターさんに直接声をかけるという方法もおすすめです。
こちらは、商業的な場で使うイラストを有料で販売しているクリエイターさんなので、依頼の進行やクオリティも安心してご依頼できると思います。
美容 女性 イラスト
と検索をかけただけでも複数の絵柄のイラストが引っ掛かります。
また、求めている絵柄やタッチが決まっている場合は、下記のように特徴で調べるのもおすすめです。
他にも「OL」「学生」「ビジネス」などキーワードを追加すればより詳細に絞れます。
もし気に入ったイラストがあればもちろんそのまま購入もできますし、書き下ろしてほしい場合もメッセージ機能やプロフィールページのポートフォリオサイトURLから直接依頼もできるのでおすすめです。
希望の絵柄のイラストレーターが見つかったらコンタクトをとろう!
メールなどのメッセージのやりとりが中心となるため、依頼時には「今後も一緒に仕事をやっていくパートナー」として、案件内容などが明瞭で安心してやりとりのできることをしっかりと明記しましょう!
案件内容/希望の絵柄/使用媒体/イラストの点数・サイズ/希望の予算/納期
などの詳細が書いてあるとやりとりがスムーズに行えます。
他の記事にもイラストやキャラクター制作を依頼する際のポイントをまとめておりますので是非ご覧ください!
素敵なクリエイターさんと出会えることをお祈りしております。