最近、ゲームやバーチャルYoutuberのモーションにも使用されている「Live 2D」。
3Dモデルを作る必要がなく、原画をパーツごとに分けたデータを用意することでキャラクターがアニメーションをする技術です。
今回は、Live 2Dを作ることができるソフト「Cubism 3」のFREE版を使って私もキャラクターのアニメーションに挑戦してみました!
使用したソフト 「Cubism 3」・「Cubism 2」 ダウンロードは下記URLから
http://www.live2d.com/ja/download
Contents
サンプルデータを参考にしながらキャラクターを描いてみた
参考にするサンプルデータをダウンロード
まずは参考にするデータのダウンロードです。
Cubism Editor 2のマニュアルサイトにてサンプルモデルデータもダウンロードできるので、自分が思い描くキャラクターの髪型・等身に近いモデルをダウンロードしましょう。
モデルデータ内にはモーションデータやPSDが入っています。
目の動き、身体の動き、髪を動きを表現するために細かいレイヤー分けが必要になるのでイラストを描く際注意が必要です。
これもモデルデータのPSDを参考にしながらレイヤー分けしてイラストを制作していきます。
完成したキャラクターがこちら!
自分の中でそっと温めておいた姉御キャラを描いてみました。
Live 2D Cubism EditerでLive2D化
Cubism Editorを起動して、PSDをドラックアンドドロップするとレイヤーごとにわけていたパーツを認識して自動でポリゴンを生成してくれます。
ここからキャラクターの表情や腕・髪・瞳の動きなどを付けるために微調整が入るのですが予めダウンロードしていたサンプルモデルデータを、テンプレートといて読み込みます。
やり方は下記の公式動画やマニュアルを参考にしました。
Cubism Modeler > キーフォーム編集 > 05. テンプレート機能
http://sites.cybernoids.jp/cubism2/modeler/edit-keyform/template
PSDのつくりをモデルデータに合わせていたため、テンプレートを当てた状態でもモーションにほぼ違和感問題はなく瞳などの簡単な調整のみですみました。
プレビューでもテンションが上がる!さっそくキャラクターの動きをチェック
ある程度調整が済んだら、Live2D Viewerでモーションを付けて確認すると…表情がかわりまるで生きているようにキャラクターが動き始めました!これはテンションあがりますね。
簡単にアニメーションができた
サンプルデータのモーションを読み込ませることで、より繊細な動きをつけることができました。
「Cubism Animator」を使って背景や文字を付けて書き出しも可能です。
音声データと「リップシンク」させることで口パクも!
音声と一緒にキャラクターが動くと、本当に生きているようで嬉しいですね。
PRO版とFREE版でできること、できないこと
一般 | PRO | FREE |
---|---|---|
商用・営利目的での利用 | ✓ | ✓* |
一般法人での利用 | ✓ | |
PRO・FREE間でのデータ互換 | ✓ | ✓ |
静止画連番書き出し | ✓ | 1280×720 |
GIFアニメ書き出し | ✓ | 1280×720 |
動画書き出し | ✓ | 1280×720 + ロゴ表示推奨 |
*FREE版の商用・営利目的での利用は、一般ユーザーおよび小規模事業者(年間売上1000万円未満)に限る
より詳細な比較は公式サイトをご参照ください。
http://www.live2d.com/ja/download/cubism2-pro-free-comparison
紹介動画やWebサイトのワンポイントでも使えそう
FaceRig(有料 1480円)というソフトを使ってモデルを読み込ませれば、Webカメラでモーションキャプチャしたユーザーの顔の動きを再現できるためまさにバーチャルYoutuberになれるということですね!
また、Cubism単体でも文字の追加・アニメーション等も可能です。
例えば「案内キャラクター」を作って、Gifアニメとして書き出しをすればWebサイトのワンポイント等にも使えそうですね!
もっと細かい手の動き等を実装してみて私も試してみたいと思います。